こんにちわこんばんわ。81plusです。
このブログ「VRON」の最初のエントリでもご紹介しました「WebVR」。ウェブブラウザ上でVRを取り扱うことができる、これからのVRコンテンツにはなくてはならないフレームワークです。
そんなWebVRをイチからご案内していきましょう。
WebVRとは何か、をかみ砕いて説明してみる
まず、WebVRって何なのよ? というところからご説明しないと始まりませんね。
今、スマホ用のヘッドマウントディスプレイ(以降、HMD)ってたくさん出てますよね? ほら、組み立てるやつ。
こんなやつです。
これにお手持ちのスマートフォン(iPhoneでもAndroidケータイでもOK)をはめて、VRの動画を見るわけですが、普通はYouTubeなどのVR視聴に対応したアプリや、専門の視聴用アプリを起動させて、このHMDにはめて視聴することになります。言ってしまえば「アプリを経由してVRを見る」感じ。
これを、ウェブブラウザ(今このサイトを見ているソフトですよ!)だけで可能にしてしまおう! というのが「WebVR」という仕組みです。
WebVRには、HMDにはめるスマートフォンの「傾きや動きを検知するセンサー」の数値をウェブブラウザに知らせてくれる機能があります。この機能を使うことで、専用のアプリを経由しなくてもVRを体験できる、というわけです。
こんな風に!(以下のリンクをクリックしてください。一部のスマホからはご覧になれませんので、その際はPCからどうぞ)
https://aframe.io/examples/showcase/videosphere/
前回ご紹介したWebVRのフレームワーク「A-Frame」のサンプルページです。
この他にも、スマートフォンの動きをPCのウェブカメラから読み取ったりできちゃったりします。いわば
スマートフォンとHMDとカメラをつなぐ仕組み、それがWebVRの一つ
と考えるとわかりやすいかもしれませんね(これだけじゃないけど!)。
実はこのWebVR、まだまだ発展途上中。一部のブラウザには対応しておらず、またすべての現行のブラウザで全機能に対応しているわけではありません。しかし、これからのVR制作において必須の仕組みになるのは間違いないでしょう。
次回は、このWebVRの基盤となる「WebGL」についてご説明します。お楽しみに!