本日、VRonWEBMEDIAのオフィスではヤンヤヤンヤと大賑わいでございました。実はVRon、5月1日の予約販売開始と同時に「Oculus Quest」と「Oculus Rift S」をオーダーしていたのでございます! 配送予定から2日ばかし遅れましたものの、本日23日に無事到着と相成った次第。イヤッフウウウウウウゥウ!
というわけで、VRonとしては初となります「開封の儀」とやらをやってみようと思います。やってみたかったんだー!
いざ、開けるべし!
おお? この荷物はなんだ、、、? pic.twitter.com/bHFOmaFQDG
— VRonWEBMEDIA【公式】 (@VRonjp) May 23, 2019
うちにも来ましたー! 今から開封の儀を執り行います!#OculusQuest #OculusRiftS pic.twitter.com/GQ3HtCH0Sl
— VRonWEBMEDIA【公式】 (@VRonjp) May 23, 2019
テンション高すぎやろー! 明らかに落ち着いていないのがツイートににじみ出てますね。
テンション上がるーー!
#OculusQuest #OculusRiftS pic.twitter.com/Z3SWo1CLQa— VRonWEBMEDIA【公式】 (@VRonjp) May 23, 2019
思わず動画とか撮っちゃうし。
開封の儀:Oculus Quest
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ということでまずはOculus Questを開けてみました。やはり昨今の傾向として非常にスタイリッシュでシンプルなプロダクトデザインに仕上がっています。Oculusさんらしい、黒ベースのパッケージがカッコいいですねー。
こちらが全キット内容。この他に、アクティベーションをするためのスマートフォン(iOS / Android)を使います。専用のアプリがリリースされておりまして(無料)、そのアプリに従って進めることでカンタンにセットアップできる、という流れです。
このセットアップの模様も動画にまとめてみました。ところどころでちょっぴりわかりにくいところこそありますが、基本的にはスムーズにソフトウェアのセットアップが終わります。Oculus Goのときにも感じましたが、非常にシンプルな手順にこだわって作り込まれている印象をうけますね。
ここからは公式のセッティング動画でご説明しましょう。インストールとファームウェアアップデートが行われた後に行うのが「ガーディアン」と銘打たれたルームスケールの設定です。
基本的には……
- パススルー機能で周囲の風景をモノクロの映像でみながら(ちゃんと立体視になってます)、「床の位置」と「動ける範囲」をコントローラーで設定する
- ガーディアン設定には2種類あり、「動き回る前提の範囲を決めるガーディアン」「座る、ないし立って動かない状態でのガーディアン」の2つを設定する
- 動作としては、動ける範囲をコントローラーでなぞるだけなので非常にカンタン
であります。「動き回るガーディアン」では2m✕2m以上の空間を設定することが推奨されていますね。
今回の目玉であります「パススルー」機能をふんだんに活用した設定方法でとってもラクチンなのが特徴。ただ、パススルーで表示される周囲の映像が、ちょーっとだけ小さく見えるんです。実際の視点よりもちょっと後ろから見てる感じ。人によっては酔ってしまうかもしれないので、予めこのことを覚えておくといい感じです!
そして、ガーディアン設定が終われば、いよいよ!
まずは「First Step」がスタート。この映像がメッチャクチャ綺麗で良かったです! VR3Dならではの表現をコレでもかってくらいに駆使したクオリティの高さでぶち上がり状態! 上がりますよねー!
今回同梱されます新型コントローラーは、これまでとはちょっと違って輪っかが自分の手前に来る構造になっています。ただ、基本的なインターフェイスはこれまでのコントローラーと全く同じですので、Oculus Touchに慣れている方なら全く問題なく使えます。
チュートリアルも終わりまして、早速試してみたのが、噂の……
「VRChat Oculus Quest版」!
いやー、何が凄いって、インストールして起動して自分のVRchatでログインしたらすんなり入れちゃった、っていうこの気軽さがむちゃくちゃいい!
Quest版ではダイブできるワールドや自分のアバターに制限が加わります(筆者が自分のアカウントでログインしたときは、PC版で設定していたものではなくQuest版に対応した別のアバターに切り替わっていました)が、この気軽さはPCVR版にはない良さがありますねー。
また、Quest版の制限をクリアしてさえいれば、PCVRHMDで参加している人と同じワールドで出会うことが出来ますので、VRchatの「入門編」「シンプル版」みたいな位置づけになっていくのではないかと。
それとねー、
やっぱり「BEAT SABER」が楽しいですね!
Oculus Questではデモ版が無料でダウンロード出来ますので、お試しプレイがすぐにできちゃいます。BEAT SABER最大の魅力は、6DoFでのプレイが前提になっているからこそ実現できる、体とセイバーがシンクロしたような独特のプレイ感覚。これはQuestユーザーなら課金必須でしょ、って感じです!
リリースされたばかりでまだまだ対応アプリのラインアップはこれから。特にプラットフォーム系についてはまだめぼしいものが「VRChat」くらいという状況ではありますが、ここらへんが追いついてくることがほぼ間違いないわけですから、特に「PCVRへはまだまだ手が届かないんですけど……」という方に全力でオススメしたい逸品だと思います。
気軽にVR動画やコンテンツを楽しむ「Go」、そしてゲームを中核にした「6DoF」ベースのコンテンツを気軽に楽しめる「Quest」。予想以上に素晴らしいクオリティと体験を楽しめました。
決して49,800円(64GBモデル)は高くない! 現在は公式ストアのみでの取り扱いになっていますが、PCVRHMDを持っていない貴方なら、マジで「買い」です!
開封の儀:Oculus Rift S
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続いて「Oculus Rift S」に参りましょう。
中身を開けるとこんな感じ。こちらもシンプル、かつ統一感のあるデザインでカッコいいー!
Questと違って、こちらはHMD上部にもカメラを備えた「五眼」構成。HMD部分の横に燦然と輝く「Lenovo」のロゴ!
Lenovoとの共同開発により、頭部を固定する機構がガラリと変わりました。前にもご紹介したとおりどっちかというと機構的にはPSVRに寄せてきた印象です。後頭部のダイヤルなんか特にソックリ。でも、このダイヤルやその他のモデルチェンジにより、格段につけ心地が上がっています! ちょっと感動しちゃいました!
また、今回大きく変わった点の一つがケーブル端子。USB+「Display Port」へ変更になりました。付属品として「Mini Display Port」との変換プラグが同梱されています。
実際にPCへのセットアップまでやってみましたが、いやあ……「インサウドアウト形式万歳!」って感じです!
基本的にはQuestの時にご紹介した「ガーディアン」と同じような方式(「前方」の設定が加わるなど、若干の違いはあります)でルームスケールを行うのですが、これがこれまでのRift(無印)と比べてしまうと、もはや月とスッポンってなくらいにセッティングの手間が違います。
つまりはそれだけ「ルームスケールの設定がめちゃくちゃ簡単になった」ってことです。これは非常に大きいポイント!
スクリーンドア効果がかなり軽減! 明らかに「Rift(無印)」よりもキレイ!
つけ心地が良くなって、セッティングもカンタンになって、とくれば、さてその解像度やらはどうなんだ!? という話になっちゃいますよね!
今回の「Rift S」は……
- ディスプレイ(液晶)解像度:1280×1440ピクセル✕2(=2560✕1440ピクセル)、
- リフレッシュレート:80Hz
- ケーブル長:5m
というスペックで、実はQuestよりも解像度が低く(1600x1440ピクセル×2(=2880✕1600ピクセル))、かつ無印がOLEDだったに対して、今回のRift Sは「液晶」なんですが、いやー、めちゃくちゃキレイでしたよ!
とにかく無印に比べてスクリーンドア効果がとっても軽減されていて、ハッキリと「綺麗だなー」とわかる感じでした! うちのスタッフも試したんですが、中には「Rift Sの方がキレイに見えます」という者もいたぐらいです!
筆者としても「Quest」と「Rift S」に大きな差異は感じ取れず、とにかく「ああもう、両方キレイじゃん! 凄いじゃん!(銀河アリス風に)」って感じでした。
もちろん、4K以上の超高解像度HMDや広角系(Star VRなど)HMDに比べてしまうと見た目の違いはありますが、筆者は逆に「えええ!? これ、解像度Gear VRと同じでしょ!? めちゃくちゃキレイじゃないですか!?」って思っちゃうくらいでした。
それだけ、今回のRift Sでは光学系のアップデートもきっちりとされている、ということのなのだと思いますねー。フレームレートの違いも気になりませんでしたし、これは機能性の大幅な向上、という一点を持って「Rift(無印)からの買い替え」は充分にあり得る選択肢、だと思います!
しいて上げるとするならば……、後頭部の機構変更によって「寝っ転がりながらの利用時、後頭部に堅いダイヤルが当たる」ところくらいじゃないかなー、と。
PCVRを持ってない人に全力で進めたい「Quest」、Rift(無印)ユーザーにも自信を持ってオススメできる「Rift S」
弊社の所有HMDもこんなに増えました。こうやってみると、なんか歴史を感じてキュンとしちゃいますね(自意識過剰)。
先日HTC VIVEさんのデベロッパーデーを取材させていただいた矢先の「開封の儀」ということで、今回非常に楽しみにしていたQuest / Rift Sのリリースでしたが、なかなかどうして、とっても素晴らしい商品だなー、と感心してしまいました。
VIVEさんとは違った方向性ですが、この進化ももちろんアリ! と思わせてくれるのに充分すぎるポテンシャルを兼ね備えているなー、というのが最大の印象です。特にQuestについてはこれからラインアップが揃ってきたときが本領発揮となるわけですから、これからが楽しみで楽しみで仕方がないですね!
今後はこちらのQuestに対応するコンテンツやアプリなども積極的にご紹介していければと思います。どうぞ今後の続報にご期待くださいませ。
以上、VRon初の「開封の儀」でございました。お粗末!