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イクスアールとHapbeat、触覚掲示デバイスによるトレーニングVRの導入体制をスタート

VR及びAR技術を用いたコンテンツの企画~設計・開発・運用を手掛けるイクスアール株式会社は29日、東京工業大学発ベンチャー企業Hapbeat合同会社の触覚提示デバイスの取扱いを開始。感覚的スキルを要するトレーニングVRにおいて、より安価なスタンドアロンVR端末の導入を可能とし、導入しやすい体制を整えました。

東工大のベンチャー企業が開発した「Hapbeat」を活用! トレーニングVR「EQUIPX(イークイップス)」で可能性を広げる!

イクスアール、法人向けVR教育ソリューションサービス「EQUIPX(イークイップス)」をスタート

イクスアール株式会社は5日、法人向けVR教育ソリューションサービス「EQUIPX(イークイップス)」を本日5日より開始したことを発表しました。 指導者いらず! 場所・時間の制約なしで感覚的スキルを習得 ...

今年の3月、イクスアールさんの「EQUIPX」についてご紹介させていただきました。「EQUIPX(イークイップス)」は、指導者の作業から「視覚」「触覚」「聴覚」をそれぞれ記録・データ化し、再生・体験させることができる、というサービスです。

VRデバイスを装着し事前教育を受ける事で、指導者がいなくても感覚的にスキルを学び取ることができ、実作業への理解力が高まるシステムとなっています。特徴は4つ。

  • 指導の一元化:複数人による異なる指導から、ひとりの指導者による一元化指導が可能
  • 教育時間削減:複数人の同時指導、教育時間の短縮により、教育にかかる人件費削減が可能
  • 教育スペース削減:教育場所の準備・移動することなく、教育を受けることが可能
  • CGは全て点群により描画され、VRHMDをつけた体験者が動くと、その方向に同期する形で映像も描画することも可能(6DoFに対応)

というものでしたね。特にVRを使った研修・トレーニング分野については将来的な成長が見込まれるそうでございまして、2019年の168.5億ドルから2023年には1,606.5億ドルと高い成長が見込まれます。2023年にビジネス分野で最大の支出ユースケースは、トレーニングと予測されているそうです。(出典はこちら)。

そんなイクスアールさんは今回、トレーニングVR「EQUIPX(イークイップス)」を活用、言葉では説明しづらい、感覚的スキルを触覚記録デバイスで触覚情報の提示を行う体制を整えました。ここで使われるのが、今回ご紹介する触覚提示デバイス「Hapbeat」です!

この「Hapbeat」を用いることで、安価な3DoF(自由度)のスタンドアロンVR端末と組み合わせることが可能になり、頭にはVRゴーグル、腕にはHapbeatを装着するだけで視覚・聴覚・触覚の感覚を最大限実現した実習型研修の世界がVR内に広がります。下の写真のような感じ。

おおっ! Oculus Goですね!

研修内容は企業ごとにオーダーメイドでつくられ、緊急対応を疑似体験する、製造や操縦・運転体験をするなど、実際に起こりうるシナリオを組み込んだVR体験をすることが可能になっています。以下概要!

「EQUIPX(イークイップス)」+「Hapbeat」概要

▼最小構成

1.最小構成VR研修プログラム ※企業ごとにオーダーメイド
2.VR視聴デバイス Oculus Go 1台
3.触覚振動装置 Hapbeat 腕輪型 1台

▼ 価格 80万円~ ※内容・仕様に応じ、変動あり。カスタマイズ可能

今後はMicrosoft社のHololens/Hololens2をはじめとしたARグラスへの触覚提示など、より幅広いデバイス展開を進め、トレーニング環境での利活用を進めていくそうです。

そう言えば、イクスアールさんがVRonが密着取材させていただきました「VRSionUp!」の配信を担当されていたことはこれまでにもご紹介させていただきましたね。

また「Hapbeat」を開発している山崎勇祐さんはGREE VR Studio Labのインターンとしても活動されておりましてVRsionUp!にも参加されておりました。現在SIGGRAPH参加のためロサンゼルスに渡航中! VRSionUp!がつなげたこのコラボ、今後の展開に期待したいですね!

記事元:東京工大学発ベンチャー企業とタッグ 低コストでトレーニングVRを導入可能 -PRTIMES-

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