HTC NIPPON株式会社は5日、本日より『VIVE Pro Eye』および『VIVE Focus Plus』を一般消費者に向けた販売を開始しました。
『VIVE Pro Eye』『VIVE Focus Plus』がいよいよみんなの手の中に! 一般販売をHTC自らスタート
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HTC NIPPON、「VIVE Pro Eye」と「VIVE FOCUS PLUS」の国内発売を発表。6月28日から
HTC NIPPON株式会社は17日、アイトラッキング技術搭載のVRHMD「VIVE Pro Eye」と、スタンドアローンVRHMD「 VIVE FOCUS PLUS」の国内向け販売を発表しました。希 ...
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VIVE Pro Eyeと、VIVE Focus Plus。この二つのVRHMDが日本での正式リリースを発表したのはちょうど去年の今頃でございました。どちらともエンタープライズ向けの商品として位置づけられて早1年、ついに一般販売がスタートすることになります。販売先はすべて公式サイトから。コマース部分の運営はこれまで通りデジカさんが担当されます。
気になるお値段がこちら。PRO Eyeは3月に値下げされましたのでこちらの価格。
VIVE Pro Eye
「VIVE Pro Eye」は、「VIVE Pro」に眼球の動きや焦点をトラックするアイトラッキング技術を搭載したHMD。アイトラッキング技術を用いて高精度な視覚トラッキングデータを取得することが可能になり、マーケティングデータ分析やトレーニングツールなど、次世代の様々なビジネスシーンやアイディアに活用できるようになります。
製品ページURL :https://www.vive.com/jp/pro-eye/
主な特徴を箇条書きすると、
- アイトラッキングを標準搭載
- 中心窩レンダリング(Forveated Rendering)を実装し、PCの負担を軽減
- アイトラッキング機能を駆使することで視線ビームメニューのUIや視線ヒートマップなどを実現可能に
という感じ。VIVE Proの上位版的ポジションとして位置づけられ、特にアイトラッキングを求めるハイエンドな利用者層に支持されています。主なスペックはこちら。
・ヘッドセット
スクリーン | デュアルAMOLED 3.5インチ(対角) |
解像度 | 片目あたり1440 x 1600ピクセル(合計2880 x 1600ピクセル) |
リフレッシュレート | 90 Hz |
視野角 | 110 度 |
オーディオ | ハイレゾ対応ヘッドフォン(取り外し可能)、高インピーダンスのヘッドフォンサポート、エルゴノミクスの改善 |
入力 | 内蔵マイク |
接続 | USB-C 3.0、DP 1.2、Bluetooth |
センサー | SteamVR™ トラッキング、Gセンサー、ジャイロスコープ、 近接センサー、IPDセンサー、アイトラッキング |
調整機能 | レンズ距離調整付きアイレリーフ 調整可能 IPD 調整可能ヘッドフォン 調整可能ヘッドストラップ |
・アイトラッキングの仕様
視線データ出力周波数(両眼) | 120Hz |
精度 | 0.5°〜1.1° (FOV 20°以内) |
キャリブレーション | 5ポイント |
追跡可能視野角 | 110° 眼の疾患、眼の手術、濃い化粧、および強い近視は、アイトラッキング性能に影響を与える可能性があります |
データ出力(アイ情報) | タイムスタンプ(デバイスとシステム)、視線の起点、 視線の方向、瞳孔位置、瞳孔サイズ、目の開閉 |
インターフェース | HTC SRanipal SDK |
SDKエンジンの互換性 | Unity、Unreal |
・コントローラー仕様
センサー | SteamVR Tracking 2.0(最大100平米のルームトラッキングが可能) |
入力 | 多機能トラックパッド、グリップボタン、デュアルステージトリガー、 システムボタン、メニューボタン |
接続 | Micro-USB充電ポート |
なんといってもPRO Eyeといえば「アイトラッキング」! VRプラットフォームであるバーチャルキャストさんでこのアイトラッキングに対応しており、ちゃんとアバターの視線が同期しますよ!
VIVE Focus Plus
「Vive Focus Plus」は、HTCが放つハイエンドなスタンドアローン型HMD。主な特徴は、
- クアルコムの「SnapDragon 835 VR」を搭載
- 6DoF(6自由度)のインサイドアウト形式トラッキング機能
- Vive Wave VRオープンプラットフォームが利用可能
- 1440×1600ピクセルの有機ELディスプレイ×2、リフレッシュレート75Hz、FOVが110度
というスペックで「6DoFのインサイドアウトを提供する最初の商用スタンドアローンデバイス」としてリリース、現在までエンタープライズ向けとして展開されていきました。そしてこのHMDに……
2つの6DoFコントローラーが付属しているのが「Plus」です。これがその「6DoFコントローラ」。
これにより、ライバル会社であるOculusの「Oculus Quest」と同様の「6DoFHMD / 6DoFコントローラ」を実現している、というわけ。今回の価格はこのコントローラ込みのお値段となっておりますよ。
また、VIVEPORTインフィニティのメンバーシップに加入済みのユーザーは、PC VR向けVIVEPORTコンテンツをお使いのコンピューターからVIVE Focus Plusへ無線で配信する「VIVEPORT Streaming」機能を利用することで、バーチャルキャスト等の対応コンテンツをVIVE Focus Plusで遊ぶことができます。
製品ページURL:https://enterprise.vive.com/jp/product/focus-plus/
VIVEPORT Streaming
さらに、今回は「VIVEPORT Streaming」の紹介もされております。こちらはVIVEPORTインフィニティメンバーに提供されている、VRの実行に適したコンピューターにインストールされているPC VRコンテンツをVIVE Focus Plusにストリーミングする機能。おお、無線でPCVRコンテンツができるんですね!
VIVE Focus Plusの、VR Rwady PC、Wi-Fiルーター(5GHz帯対応を推奨)を揃えた上で「VIVEPORTインフィニティ月額プラン」か「年間プラン」に加入すれば、この機能を使えます。手順は以下の通り。
- 最新版のVIVEPORT Desktopアプリをインストール
- デスクトップ上で起動するVIVEPORT DesktopアプリおよびVIVE Focus Plus内のVIVEPORTに、同一のアカウントでログイン
- VIVE Focus Plusとコンピューターを同じWi-Fiネットワークに接続
- VIVE Focus Plusを起動し、「設定」→「接続の設定」から「PCに接続」オプションをオン。近くのコンピューターが検出されたら、接続したいコンピューターを選択
- 「ストリーミングを開始」ボタンを選択
- ホームから「ライブラリ」を選択し、「マイPC上(BETA)」を選択し、プレイしたいタイトルを選択
おおお、これ、VIVEPORTのPCVR資産がそのままFocusで使えて、さらに無線というのがいいですね! Oculus Linkの無線版って感じなのかしらん?
また、この「VIVEPORT Streaming」が対応していグラボスペックも紹介されていますので、こちらもドドーンと乗せちゃいます。こちら!
NVIDIA™ GeForce RTX 2080 Ti | 2080 Super | 2080 | 2070 Super | 2070 | 2060 Super | 2060
NVIDIA™ GeForce GTX 1080Ti | 1080 | 1070 | 1070Ti | 1060
NVIDIA™ GeForce GTX 980Ti | 980 | 970 | 780Ti
NVIDIA™ Quadro RTX 8000 | 6000 | 5000 | 4000
NVIDIA™ Quadro P6000 | P5000 | P4000
NVIDIA™ Quadro M6000 | M5000
NVIDIA™ Quadro Mobile RTX 6000 | RTX 5000 | RTX 4000 | RTX 3000
NVIDIA™ Quadro Mobile P5200 | P5000 | P4200 | P3200 | P3000
NVIDIA™ Quadro M5000 | M5500 | M5000 | K6000
NVIDIA™ Quadro Mobile M5500
NVIDIA™ Quadro GP100 | GV100
AMD Radeon™ VII
AMD Radeon™ RX 5700 XT | 5700
AMD Radeon™ RX Vega 64 | Vega 56
AMD Radeon™ RX 590 | 580 | 570 | 480
AMD Radeon™ R9 Fury | Fury X
AMD Radeon™ R9 Nano
AMD Radeon™ R9 390 | 390X
AMD Radeon™ R9 290 | 290X | 295X2
AMD Radeon™ Pro WX 9100 | 8200 | 7100
AMD Radeon™ Vega Frontier Edition
AMD Radeon™ Pro Duo | SSG
AMD Radeon™ FirePro W9100
こちらのスペックをお持ち+無線でのPCVRプレイをしたい、というニーズにFocus Plusが答えてくれそうですね! 以下お問い合わせ先情報!
製品・サービスについてのお問い合わせ
HTC NIPPON株式会社
コールセンター
電話 0800-000-0117 ( 日本語 )
月曜日〜金曜日 10:00〜19:00
Eメール・ライブチャットでのお問い合わせ
https://www.vive.com/jp/support/contactus/
(ライブチャット受付時間:月曜日~金曜日 10:00~19:00)
ということで、この一般販売開始でどこまでHTCさんが攻めていくのか、お手並み拝見ですね!
※HTCとHTCロゴはHTC Corporationの登録商標です。
※その他の社名および商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標です。
※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
記事元:HTC NIPPON、エンタープライズ向け製品の『VIVE PRO EYE』および『VIVE FOCUS PLUS』を一般消費者向けにも販売開始 -PR TIMES-