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AVR Japan、EON Reality社のXRテクノロジー「Creator AVR」を活用したAR/VR授業を桑名市で実施

AVR Japan株式会社は9日、桑名市教育委員会と共同で、桑名市立益世小学校において日本の小学校としては初めてAR/VRテクノロジー「Creator AVR」を利用した理科授業を実施したことを発表しました。

あの横浜ベイスターズも採用!(EON Sports) 教育・研修コンテンツに特化したXRプラットフォームが小学校に登場

AVR Japanさんは、今年の6月にアメリカ「EON Reality」社と共同で日本法人「Eon Reality Japan」を創設しています。

EON Reality社は、産業・教育分野にXR技術を使った教育と利用促進、受託開発を行っていて、1999年の設立以降、AR・VRを用いた様々なデバイスに対応するソフトウェアの開発を行っています。また、世界38拠点に及ぶグローバルなネットワークにより、60,000以上の3Dモデル、8,000以上のAR・VRアプリーケション、4,000万以上のAR・VRプラットフォームのダウンロード実績があります。

日本ではEON Realityの子会社である「EON Sports」が開発しているVR型トレーニングシステム「iCube(アイキューブ)」を、2017年にプロ野球球団「横浜DeNAベイスターズ」が採用したことで知られますね。

そんなEON Realityが現在主力製品としてリリースしている、教育・研修用途に特化したXRプラットフォームが「Creator AVR」、こちらは無料のiOS / Androidアプリとして提供されています。今回この「Creator AVR」を活用したのが今回実際に桑名市にて実施された「AR/VR授業」であります。

今回の授業はバッタ、蝶、など昆虫の身体の仕組みと生態を学ぶために3DモデルとARテクノロジーを使用してわかりやすく解説を行うコンテンツが用意され、写真にあるようにタブレットを通じて提供されました。AVR Japanさん曰く「児童の興奮を感じるとともに新しい教育手法の効果を体感する大変貴重な機会となりました」とのこと。

「インタラクティブデジタルセンター」も東京タワーにオープン、「デジタルツイン」を見据えた環境の提供へ

日本では、EON Reality社のAR/VRテクノロジーを東京タワーメディアセンター内にオープンする「インタラクティブデジタルセンター東京」(IDC Tokyo)もオープンしておりまして、教育・医療・産業・航空・宇宙・セキュリティにフォーカスし展開しています。様々なAR/VR機器を完備したショールームと共に、EON Reality社が開発したAR/VRプラットフォームを用いた教育、トレーニング、職場効率の改善に繋がる有効なツール提供・開発を行っていくそうです。

桑名市での取り組みは今後も予定されていまして、Creator AVRを活用した次回の授業も11月中に「かげのでき方と太陽の光」を予定。桑名市さんがもともとIoTの教育現場投入に積極的ということもあり、今後も様々な展開がされそうですね。

XRコンテンツの展開として現在急激に活用事例が増えている「教育・研修分野」。昨今では、現実の環境と全く同じものを仮想空間上に創り上げる「デジタルツイン」が産業界だけでなく、こういった教育を主軸にしたジャンルでもソリューションの一つとして各所にて展開されつつあります。

特に今月取材でお邪魔する「CEATEC 2019」ではこの「デジタルツイン」をベースにした展示やソリューションが数多く出てくるようですので、VRonとしてはこちらについても注目していきたいと思います。まずはAVR Japanさんの今後の展開に注目です!

記事元:AVR Japan株式会社

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