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発表から1週間ですでに大フィーバー! Oculus Goの概要・対応アプリなどざっくりまとめ

いやーーー、勢いが違いますね!

Oculus GOがいよいよ全世界で販売開始。32GBで23,800円、64GBが29,800円

いきなりキター!! Oculusは米国時間で5月1日、Facebookの年次デベロッパーカンファレンス「F8」において、かねてからリリースを告知していたスタンドアローンVRヘッドセット「Oculus ...

Oculusが5月1日から一斉に販売を開始したスタンドアローンVRヘッドセット「Oculus GO」。日本にも続々到着しVR界隈を賑わせております!

VRonもご多分に漏れず今回のフィーバーっぷりをまともに浴びております。Google検索からこちらまでお越し下さる皆さんの「検索キーワード」ランキング第1位がここ1週間、ずーっと「oculus go dmm」(笑)という状況でございまして、これはお越しくださる皆様のためにも、もっとOculus GOについて詳しくご紹介しないとアカンなー、と考えた次第。

そこで! 本日はOculus GOが他のVRゴーグルとどう違うのか? どんなアプリやコンテンツが使えるのか? などの情報をまとめてご案内してみましょう!

Oculus GOは「モバイルVR」と「スタンドアローンVR」を足して「激安価格」で割ってしまった驚異的ガジェット

まずはOculus GOのスペックをおさらい。

  • スタンドアローン型VRヘッドセットとリモコン型のコントローラーのセット
  • 2560×1440pxの液晶ディスプレイを採用(Galaxy S7シリーズと同じ・Oculus RiftやHTC Vive(廉価版)よりも解像度が高い)
  • レンズはOculusが開発した次世代レンズ
  • CPUはSnapdragon 821を搭載(Galaxy S7シリーズと同じ)
  • 左右にスピーカーを内蔵、3.5mmのステレオピンジャックも付属
  • ポジショントラッキングなし、コントローラーは3DoF対応まで
  • 眼鏡スペーサーが同梱されているので、眼鏡をかけながらの視聴OK
  • AC電源アダプターは別売り(USB Type-Cケーブルが付属)
  • バッテリー持ち時間は最大で2時間~2時間30分くらい
  • セッティングのためにスマートフォンが必要(無料でセッティング用アプリを配布中・iOS 10以上 / android 5.0以上に対応)

スペック的には「Gear VR+Galaxy S7」とだいたい同じ。つまりOculus GOは、PCを使うハイスペックなVRゴーグルの代わりではなく、Gear VR / Google CardBoardなどの「モバイルVR」がターゲットの製品だということになります。

Gear VRはスマホを使うモバイルVRでありながら、OculusによるチューンアップでVR体験のレベルを引き上げ、エントリーモデルとしてVR普及の立役者になりましたが、対応スマホであるGalaxyの性能をフル活用することもあり、熱暴走による途中停止やバッテリー消費の激しさなどの点で難がありました。この点はGoogle CardBoardでも同じ。スマホが熱くなっちゃってたまらん! みたいなこと、よくありますよねー。

Oculus GOは、そんな「熱暴走」や「バッテリーの持ち」を解決してしまっただけでなく、レンズの改良や、独自の描画エンジンを採用して没入感をアップし、そのうえで「23,800円」という価格を実現してしまった点が「スゴイ」のであります。

Gear VRと完全互換、標準ブラウザも高機能。だから、あのアプリもそのアプリも動きます!

さらにOculus GOのアドバンテージはこれだけではありません。Oculus謹製ならではの「Gear VR互換」により、以下の無料アプリがそのまま動きます。そのラインアップたるや……!

  • NetFlix
  • Hulu
  • RedBull TV
  • CNN VR
  • within
  • Theta S VR
  • niconico VR
  • SAMSUNG VR
  • 360channel
  • LttleStar(!)
  • DMM VR動画プレイヤー(!!)etc...

その他、1000を超える無料・有料アプリが使用可能です。特に下の2つが動く、というのは大きなポイントなのではないでしょうか、特に日本では!!(鼻息荒く)

標準搭載されますウェブブラウザ「Oculusブラウザ」も高機能で、WebVRにばっちり対応します。YouTubeはVR視聴モードに対応する他、動画配信サービスのサイトもブラウザの機能によりVRシアターっぽく大画面で視聴が可能。あの「DAZN」だって見られますよ!

また、パソコンの画面をOculus GOに映し出すことができる「BigScreen」というアプリがさっそく人気。元々はOculus RiftやHTC Vive用に開発されたものですが、Oculus GOにも正式対応しています(ベータ版)。

ポジショントラッキングがないがためにできないことはある。でも、気軽にVRしたいなら「マストバイ」

これだけたくさんのことができちゃうOculus GOですが、上にも書きました通り「ポジショントラッキング」には対応していません。

したがって、Oculus Rift / HTC Vive / Windows MRなどのハイエンドVRで可能なポジトラ対応のアプリは、根本的に動作しないことになります。例えば「VRChat」は無理ですし、その他ルームスケールを必要とするコンテンツは全て体験できません。

そこで、筆者が最初に書いたことを思い出して頂きたいのです。……Oculus GOは「モバイルVR」がターゲットの製品である、と。

このOculus GOは、私たちがこれまでイメージしてきたモバイルVRの概念を変える製品なのではないでしょうか。今までは「スマホ」と「ゴーグル」が必要だった「VRのエントリーモデル」としてのVR体験を、一足飛びに変えてしまうほどのポテンシャルを持っている、それはもはや疑いようがありません。だって、「スタンドアローン」なんですもの!

この製品が、果たしてお茶の間へどこまで浸透していくのか。

23,800円という価格と製品のポテンシャルが、そんな思いへの期待を後押ししてくれます。そして願わくは、その先に待っている「ハイエンドVR」への、確かな道筋になることを!

VRonでは、これからもOculus GOに関する情報をお伝えしていきます。お楽しみに!

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