上海のRealmaxは9日、現在ラスベガスにて開催中の「CES 2018」にて「Realmax Qian」ARグラスと「Realmax Studio」AR制作プラットフォームのプレビューを発表しました。
その視野角、100.8度。破格のARゴーグルが登場
Realmaxはこれまで約15年にわたり中国の大学にロボット技術を提供するなど活動を続けている企業。これまで主にVR/AR分野の開発を続けてきています。
今回CES 2018にて発表されました「Realmax Qian ARグラス」は、そのスペックが目を引きます。まず視野角(FOV)が「100.8度」。リリースでは「現在入手可能なあらゆるARスマートグラスを超える」と豪語していますが、確かにHoloLensが「約50度」くらいであることを考えると、非常に破格の数字です。
また「6自由度」(6DOF)のアクティブトラッキングを統合している他、「統合ハンドトラッキング」と「ジェスチャー認識」も備える、としています。
180度近いシースルーの光学可視性を併せ持つことで、VRとの互換性も実現
またRealmax Qianは180度近いシースルーの光学可視性を持っているとのこと。これによりVRとの互換性を維持しているそうでございまして、装着者はさまざまな没入レベル間を移動することができるとしています。
さらに重量はわずか450グラム。度付きグラスとの交換も可能だそうです。
同時に発表された「Realmax Studio」ウェブベースのAR開発プラットフォーム。「Unity」などのツールの親しみやすさと、大半のブラウザ、HTML5ウェブサイトを通じた複合現実(MR)体験を共有、提供する機能を兼ね備えているとのこと。
オープンソースのデバイスインターフェースを持っているのも大きな特徴で、AppleのARKitやGoogleのArcoreをサポートするスマートフォンにも対応を可能にするとか。これらによって、スマートフォン、タブレット、ラップトップの大半でARの体験を提供できる、としています。
今後「Digital Experience」と「ShowStopper」などでもプレビューを展示予定とのこと。具体的なリリース時期、その他スペックなどの情報は明らかになっていませんが、公開されている内容を見ただけでもう、ヒジョーに気になるガジェットですねー。続報に期待しましょう!
記事元:Realmax RealmaxがCESで視野100度のモバイルARグラスとAR制作ツールをプレビュー -共同通信PRワイヤー