株式会社ワンダーリーグ(東京都渋谷区)は8日、エレコム株式会社(大阪市中央区)が販売するAR単眼ゴーグルとARアプリ専用コントローラーで、iOS 11対応のARKit技術を活用したコントローラー体験などが簡単に実装できる開発環境「ヴルームSDK」の配信サイトを開設し、無料ダウンロード提供を開始したことを発表しました。
AR・VRアプリ専用コントローラ「JC-VRR02VBK」対応のSDK、いよいよ無料公開
-
エレコム、iPhone/Androidスマホに対応したVR・ARアプリ専用コントローラを発表。10月下旬より発売
エレコム株式会社(大阪市中央区)は2日、マルチプラットフォームを採用したAR・VRアプリ専用コントローラ「JC-VRR02VBK」を、10月下旬より発売することを発表しました。 ワンダーリーグ「VRO ...
去年の10月頭に発表された、エレコムさん謹製のVR/ARコントローラ「JC-VRR02VBK」。VRonでもご紹介させて頂きました。
2軸アナログスティック、6軸モーションセンサーと6つのボタンを搭載している他、プラットフォームにワンダーリーグさんの「VROOM」を採用しています。「VROOM」はiOS「ARKit」に対応することにより、VRだけでなくARコントローラとしても機能するのが大きな特徴です。
「投げる、切る、打つ」などの動作を実現するUnity用開発ツール
前回はすでに開発キットであります「ヴルームSDK」のリリースも併せて発表されておりまして、そのポータルサイトが上でご紹介した「ヴルームSDK開発者ポータル」( https://vroom.wonderleague.co.jp/sdk/ )。今年の1月27日に開設され、そしてこの度SDK本体も無償公開されるに至った、という次第。
「ヴルームSDK」は、「投げる、切る、打つ」といった動的な機能実装や、パネル表示などのUIをアプリに機能追加するためのUnity用開発ツールで、iOS/Android両OSに対応しています。
ビジネス利用については別途ロイヤリティなどの使用条件がありますが、無料でアプリを公開する場合は使用料が無料だそうです! 太っ腹!(詳細は使用許諾契約書を確認してください)
すでにエレコムから対応ゲームアプリがリリース中。次に続くのはキミだ!
すでにエレコムさんから、このヴルームSDKを活用したゲームアプリがリリースされています。開発はもちろんワンダーリーグさん。こちらは「ARブレードガンナー」の紹介ムービー。
こちらが「ARスタースマッシュ」。
また、すでに対応する一眼ゴーグルもエレコムさんから発売されていますよ。
こちらが折り畳みタイプの一眼VR・ARグラス「P-VR1G02BK」。お値段はオープン価格で、本日付けのAmazon正規品価格が3,875円(税込)。コントローラー+一眼ゴーグル、そしてこの「ヴルームSDK」の3点セットでARkitを活用したアプリが開発からプレイまでできちゃう! というわけ。
ワンダーリーグさんでは、企画からアプリ開発・配信までワンストップで提供できる強みを生かし、受託開発及びパートナー事業を積極的に行っていきたいとしています。今回SDKを無償公開したことで、アプリ開発のすそ野がさらに広がりそう。今後の展開に注目ですね!