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【記者会見】「SIGGRAPH Asia 2018」、12月4日~7日に東京国際フォーラムで開催

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10/26追記 一部表記に誤りがありましたので訂正いたしました。ご指摘いただきありがとうございました。

コンピュータ科学分野の国際学会(ACM)の分科会「SIGGRAPH」(シーグラフ)は24日、12月4日から7日にかけて東京国際フォーラムにて開催されます、CG・インタラクティブ技術の研究発表・展示を行う国際会議「SIGGRAPH Asia 2018」の記者会見を行いました。

VRonは今年初めてSIGGRAPH Asiaに取材でお邪魔させて頂くのですが、今回直々に記者会見へお招きいただきました。ありがとうございます! 早速記者会見の模様をお伝えしてまいりましょう。

40年の歴史を持つコンピュータグラフィックの国際会議が、いよいよ東京上陸!

シーグラフアジア(SIGGRAPH Asia)は、コンピュータ科学分野の国際学会(ACM: Association of Computing Machinery)の分科会「SIGGRAPH」が毎年冬にアジアで主催する、コンピュータ・グラフィックスとインタラクティブ技術の研究発表・展示を行う国際会議。

ACM SIGGRAPH、「シーグラフアジア2018」を12月に東京で開催することを発表

コンピュータ科学分野の国際学会(ACM)の分科会「SIGGRAPH」(シーグラフ)は21日、毎年冬にアジアで開催するCG・インタラクティブ技術の研究発表・展示を行う国際会議「シーグラフアジア2018」 ...

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今年の2月に発表された東京開催が、現在は参加登録の先行受付期間中です。

今回のテーマは「CROSSOVER(クロスオーバー)」。CG、VR・ARなどのXR、AIといった、最新技術に関する研究発表が国内外の研究者ならびに企業によって行われるほか、企業や大学による これらの技術の実用化に向けた展示デモンストレーション、業界最高クラスのCG/アニメ/映画作品を上映するエレクトロニックシアターなど、国際学会ならではの最新プログラムが行われます。

今回の記者会見では、

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SIGGRAPH Asiaカンファレンス・チェアの安生健一さん(写真左)、ナショナルマネージャーの宮﨑元一郎さん(写真右)、

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ゲストとして、(写真左から順に)「リアルタイムライブ!」チェアの長谷川勇さん、コンピュータアニメーションフェスティバル(CAF)「VRシアター」ディレクターの石丸健二さん、CAF「プロダクションギャラリー」ディレクターの西原紀雅さんが登壇されました。

まずは安生さんによるSIGGRAPH Asiaの紹介から。

SIGGRAPH Asiaはこれまでに日本で2回開催されていますが、東京での開催は今回が初めてとなります。

SIGGRAPHが「世界最大かつ最高のCGの祭典」(Wikipediaより)と称されるのには理由があります。それは、アメリカコンピュータ学会の「CG分科会」であるSIGGRAPHが世界的な学会による「国際会議・展覧会」である、ということ。

会期中は展覧会・展示会だけでなく、CG分野の最先端技術に関する論文発表やブリーフィング、「コース」(Courses)と呼ばれる、プログラム委員会によって選ばれた講師陣で実施されるCGやインタラクティブ技術に関するチュートリアルなど、その内容は多岐にわたります。

そして、SIGGRAPHの権威・注目度の高さを端的に示しているのが、上記にある「応募総数と採択件数」。

SIGGRAPHのカンファレンスは、コンベンションのように「出展申し込みをして、スペースの空きさえあればだれでも発表ができる」わけではありません。特に論文発表については毎年400件近くの投稿がある一方、厳正な査読により採択されるのは「約20%程度~」という、それはそれは狭き門なのです。

安生さんによりますと、

安生「VR/AR」というのは(今年から加わった)新しいプログラムなんですけど、もともと(上図「VR/AR」の左にある)「E-Tech」の中で扱っていたものを明確に分離しました。今回は(会場の都合で)20しかスペースを用意することができませんでしたので、かなりの倍率になっています。

論文発表(上記「Tech. Papers」)やテクニカルブリーフ(「Tech. Briefs」)も今までで一番多い(応募数)ですね。特に多かったのが「スチューデント・ボランティア」(「S. Volunteers」)の応募でした。やはり「東京開催」というのが魅力的なのか、世界中からご応募を頂きました」

(カッコ内は筆者による補足)

とのこと。まさに厳正な査読と検討の末に採択されたプログラムだけが集まる、最先端のCG国際会議、それがSIGGRAPHなのですね!

基調講演についてもすでに発表されていまして、

  • 米航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所(JPL)のリード・システム・エンジニアである「デヴィッド・オー」さん。
  • マサチューセッツ工科大学でコンピューターサイエンス教授を務めている「エリック・ドメイン」さん。折り紙と数学の研究で世界的に著名な活躍をされています。
  • GROOVE X株式会社・CEO代表取締役の林要さん。ソフトバンク「Pepper」プロジェクトでの活躍で知られています。現在、次世代家庭用ロボット「LOVOT」を開発中。

の3名が登壇します。

来場予定者10,000人以上、出展・スポンサー企業は65社。あの企業やあの企業も!?

つづいて、宮崎さんから今回の開催概要が紹介されました。まずは基本概要から。

  • 会期: 2018年12月4日(火)~7日(金) カンファレンス: 12月4日~7日、展示会: 12月5日~7日
  • 会場: 東京国際フォーラム(東京都千代田区)展示会:ホールE / カンファレンス:ガラス棟
  • 主催: ACM SIGGRAPH
  • Web: https://sa2018.siggraph.org/jp/
  • 出展・スポンサー企業数:65社(10月23日現在)
  • 受講パスの事前登録者:1,600人(10月23日現在)
  • 来場予定者数:10,000人~

特に注目すべきは出展予定企業・団体のラインナップです。こちら!

FaceBook!(「JOB FAIRリクルートゾーン」での参加になる模様) HTC! Adobe! Autodesk! Amazon! Dell! 顔ぶれが凄すぎます……!

宮崎さんのお話ですと、

宮崎「65社、という数字が(これまでのSIGGRAPH Asiaとして)飛びぬけて多いわけではないのですが、いくつか理由がありまして、まずは会場の広さの都合で出展数に限りがあることが一つ(あります)。それと、今回早い時期からたくさんの出展申し込みをして頂いたのですが、多くの企業さんが広くスペースを取っているのも大きいです。現時点で残っているのが「数小間」しかない状態で、こういった状況はこれまでになかったことだと思っています。

また、現時点で1,600人の方から事前登録を頂いているのですが、なんと7割が海外からの参加者、そして全体の6割がフルカンファレンス(※)に登録されている方ですこちらも今までにない伸びを示しています。この勢いでいきますと、10,000人という想定ですけども、かなりいいところまで行けるのではないかと思います」

※フルカンファレンス…数多く用意されているパスのうち、全ての展示・プログラムに参加が可能(除く「VRシアター」)な「フルカンファレンスパス」のこと。全日参加の場合、ACG SIGGRAPH会員で99,000円~・学生会員でも45,000円~という価格設定になっています。

だそうです。これはつまり、各社が気合が入った展示をしてくるのでは!? なんて期待もしちゃいますよね!

また、こちらがオフィシャルスポンサー。「ゴールドスポンサーがここまで集まったのはSIGGRAPH Asiaが発足して以来初めてのことです」(宮崎さん)とのことでした。

「リアルタイムライブ!」「VRシアター」「プロダクション・ギャラリー」など、様々な展示プログラムが日本初登場!

今回の「SIGGRAPH Asia 2018」では、今年初めて登場するプログラムも多数ありますよ。

リアルタイムライブ!

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まず北米で開催され、好評を博している「リアルタイムライブ!」が、今回初めてSIGGRAPH Asia 2018に登場します。今回「リアルタイムライブ!」のチェアを務められている長谷川勇さん(Luminous Production)からご紹介。

リアルタイムライブ!」は、リアルタイムで表示されるグラフィックスやそのインタラクティブ性を競うもので、参加者は実際にそのパフォーマンスをじかに体験できます。審査を通過した世界中のクリエイターたちがモバイルやPCゲーム環境などで、VRやARにおける最先端のリアルタイムグラフィックスを実演するものです。

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こちらは、今年バンクーバーで開催されました、本家「SIGGRAPH」で発表されたデモンストレーションの様子。リアルタイムで体と顔の部分をトラッキングし、CGとして出力している模様ですね。実際の公式動画はこちらからどうぞ(23分34秒から。頭出し済み)。

今回は10チームによるライブデモンストレーションを予定してしているそう。また、本家SIGGRAPHの講演からも3チームが参加するそうです。本日の記者会見では、10チームのうちの3チームが公表されました!

上の2つが今年の本家SIGGRAPHに登壇したチーム。そして日本からはポリフォニーデジタルさんが登場しますよ! 「デモの内容については当日のお楽しみ、ということで(笑)」(長谷川さん)とのことでデモの詳細発表はされませんでしたが、これは期待が爆上がりですね!

「リアルタイムライブ!」は12月7日(金曜日)の午後4時~6時(最終日・最終セッション)に開催されます。カンファレンスパス(1日パス、学生1日券を含む)以上のパスが必要になりますので、ご注意を。

「VRシアター(VR Theater)」

また、コンピュータ・アニメーション・フェスティバル(CAF)内に、「VRシアター(VR Theater)」と「プロダクション・ギャラリー(Production Gallery)」を新設します。

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まずは「VRシアター」から。「VRシアター」ディレクターの石丸健二さん(講談社VRラボ)からご説明を頂きました。

「VRシアター」はSIGGRAPH 2017から新たに始まったプログラム。VRメディアにおける「物語」をテーマに審査が行われ、応募作品13作の中から最も優秀と評価を受けた4つの作品を、専用の「劇場空間」で連続体験する、という趣向になっています。

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今回選ばれたのが上記の4作品。「劇場空間」の席数は12席で、視聴にはHTC Vive Proが採用されます。タイムテーブル・入れ替え制で上映が行われる他、カンファレンスとは全く別の「VRシアターチケット」を購入する必要がある、というのが大きなポイントです。

「プロダクション・ギャラリー(Production Gallery)」

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ディレクターの西原紀雅さん(株式会社ボーンデジタル)からご紹介頂きました。

「プロダクション・ギャラリー」も2017年から新たに始まったプログラム。各国のCGプロダクションが制作してきた映像制作のための素材、作品などを一同に集めて展示するコーナーです。

ハリウッドで活躍する現役クリエイターによる作家展示や、映画で実際に使用されたミニチュアの展示、圧倒的な世界観のコンセプトアートなど、プロダクツという側面をテーマにあらゆる形態の作品が展示されるそうです。

こちらはガラス棟に設けられます特設会場にて、カンファレンスと同期間で展示が行われます。入場は無料ですので、参加される方はこちらもぜひ!

10/26追記 一部表記に誤りがありましたので訂正いたしました。ご指摘いただきありがとうございました。

早割価格での販売は10月26日まで。「出展社トーク」もまもなくソールドアウト。お早めに!

というわけで、開催まであと40日あまりとなりました「SIGGRAPH Asia 2018」、実はと言いますと、現在用意されているチケットは「早割価格」です! 以下、チケットについてのご案内をば。

  • カンファレンス関連プログラムへ参加をするためには、基本的に「カンファレンスパス」が必要になります。
    1日券・学生価格・参加可能プログラムが限定される「ベーシック」や、会期中フル参加が可能な「フルカンファレンスパス」まで様々な種類がありますので、参加したい内容に沿ったチケット購入を。
  • 展示会だけの参加であれば、事前登録することで無料入場が可能です(「ビジターパス」・当日券は1,500円)。
  • 展示会参加向けの上位パスとして「エクスペリエンスパス」というものがあります(26日までなら2,000円・当日4,000円)。これはビジターパスで入場可能なプログラムに加えて、Art Gallery – プレゼンテーション/トークコンピュータアニメーションフェスティバル – アニメーションシアターイマージングテクノロジー - プレゼンテーション/トーク、Featured Sessions、Keynote Sessions、Virtual & Augmented Reality (VR/AR)への参加が可能になるもの。特にアニメーションシアターやVR/ARを体験するにはこのパスが必要ですので、ご注意くださいね。
  • さらに、これらのパスとは全くの別枠で、上記でもご紹介した「VRシアターチケット」と「エレクトロニックシアターチケット」があります(前売り3,500円、当日4,500円)。特に「VRシアター」はカンファレンスパスがあっても「VRシアターチケット」がなければ入れませんので、別途購入しましょう!

27日以降は通常の事前登録価格になります(ビジターパスは無料のまま)ので、お早目のご購入を全力でオススメします。詳しくは以下の料金体系詳細・お申込みページをご確認ください。

https://sa2018.siggraph.org/jp/registration-travel/registration-categories-and-fees

VRonは当日、ガッツリと取材させて頂きます! いまからドッキドキワックワクです! こちらもお楽しみにー!

取材協力:SIGGRAPH Asia 2018

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