株式会社クリーク・アンド・リバー社の子会社である株式会社VR Japanは9日、4K解像度のスタントアローン型VRHMD「IDEALENS K4(アイデアレンズ ケイフォー)」日本正規版の販売を開始しました。
コンテンツ東京2019でお披露目された「4K画質のIDEALENS」、いよいよ正式リリース
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コンテンツ東京2019に行って、XRのビジネス最前線を見てきました!(その2・クリーク・アンド・リバー社 / Pico Technology Japan)
4月3日から明日5日にかけて、東京ビッグサイトにて開催中の「コンテンツ東京 2019」、今回から出展社様のブースをご紹介して参りますよ。 まずは、今回図らずも真っ向勝負(してないしてない)と相成りまし ...
おまたせしました! て感じですね!
今年のコンテンツ東京2019にお邪魔した際にお披露目されておりました、クリーク・アンド・リバーさんが満を持して投入するBtoB向け新型スタンドアローンVRHMD、いよいよ市場投入です。
「IDEALENS K4」は、C&R社及びVRJがこれまで販売してきたIDEALENS社の一体型VRゴーグル「IDEALENS K2+」の後継機で、高性能のプロセッサとフルハイビジョンの4倍にあたる4K(3,840×2,160ピクセル)の高解像度ディスプレイを搭載した、最新のハイエンド機種となります。
既に医療やサービス業などから多くの先行発注が届いているそう。日本市場向けにハードのカスタマイズを積み重ねたほか、仮想空間内移動のための位置トラッキング機器への対応や、「VIVEPORT」への接続対応などの準備を進め、今回の正規版販売となったそうです。そうかー、VIVEPORTへも対応しましたかー!
今回の「K4」の最大の特徴は、「NOLO CV1」を併用することで6DoFに対応したこと。
NOLO VRは元々Oculus Go / Gear VRなどの3DoFVRHMDとセットで使用することで6DoF運用(アウトサイドイン形式)ができるキット。これとの対応を行うことで、IDEALENS K4での6DoF運用を実現しています。NOLO VR自体がSteam VRにも対応していますが、今回の発表ではSteam VRへの対応について記載はありませんでした。なので断言はしないでおきます。以下スペック!
IDEALENS K4概要
- チップセット:Qualcomm Snapdragon 835
- メモリ:4GBメモリに64GBの内蔵ストレージ、MicroSDスロットあり(最大256GB)
- 解像度:4K(3840×2160)、5.7インチ液晶
- リフレッシュレート:75Hz
- 視野角:110度
- 自由度:3DoF。ただしNOLO CV1(別売)による6DoFポジトラに対応 / 3DoFコントローラーに標準対応・ただしNOLO CV1(別売)による6DoFコントローラートラッキングに対応
- 内蔵ステレオスピーカー・イヤホンジャック・デュアルマイクを搭載
- 内蔵バッテリー:4000mAh
- 通信:USB-C、Wi-Fi(b/g/a/n/ac、2.4G/5G)、Bluetooth4.0BLEに対応
- 重量:295g
- プラットフォーム:VIVEPORT対応 / OS: android 8.1
- 価格:オープンプライス
というわけで、いよいよ販売が始まりました。VIVEPORT対応でかなり利用スタイルの幅が広がりましたねー。また重量も発表になっておりまして、295gとこちらもかなり攻めの数字になっております。BtoB向けということもあり皆さんのお手元に、というよりはデモンストレーションやロケーションVRでの活躍が期待できそうです。今後の展開に注目しましょう!