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MESON、MRグラス「NrealLight」の開発者キットを活用したARコミュニケーションサービスの共同研究開発を開始

株式会社MESONは30日、株式会社博報堂DYホールディングスとの共同研究の第2弾として、中国の「Nreal Ltd.」が開発した次世代のMRグラス「Nreal Light」の開発者キットを活用し、体験拡張時代のコミュニケーションサービスのプロトタイプ開発と実証実験を行うことを発表しました。

今や大注目の次世代MRグラス「Nreal」を使った実証実験

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「nreal light」については、以前もご紹介させていただきました。

左から順に、「nreal light」の心臓部となるコンピューティングユニット、「nreal light」本体、そしてコントローラーです。ざっとスペックを書きますと、

  • 視野角(FOV):52度
  • 本体トラッキング:6DoF
  • コントローラートラッキング:3DoF
  • 本体重量:88g
  • コンピューティングユニット:Snapdragon 845ベース / OS: Android / Unity・UE4のSDKを配布
  • コネクト規格:USB-C

という感じでございます。

今回の実証実験では、AR空間内でコミュニケーションをとる街規模のビジョンベース型ARプロトタイプの開発を行っています。これは都市の風景に重なったデジタルコンテンツの閲覧や投稿を複数ユーザーで行うことができ、ARが普及した新時代のコミュニケーションツールを想定しているとのこと。以下がイメージ図。

おおお、なんか在りし日の「セカイカメラ」みたいですね!

こちらのプロトタイプをいち早く開発・検証するため、Nreal Ltd.の協力のもと「NrealLight」の開発者キットを一般販売より前に入手し、実機での実証実験を行うことにしたそう。もちろん、当デバイスを用いた街規模のビジョンベース型コミュニケーションARクラウドアプリケーションの開発は日本初ということになります。(2019年9月時点、当社調べ)

今回の取り組みは博報堂DYホールディングスのマーケティング・テクノロジー・センターと行う第2弾で、ARクラウドが社会実装された未来のコミュニケーションサービスを探るために2019年3月から取り組みを開始。今後はこちらのサービスプロトタイプを基に、2019年11月上旬を目処にさまざまな実証実験パートナーと連携しながら実証実験を進め、体験拡張時代に必要となるユースケース・UXの知見を両社で蓄積する、としています。

博報堂とMESONのタッグでNrealはどこまで便利になるのか。今後の動向に注目!

ARクリエイティブスタジオ事業を手がけるMESONが博報堂DYホールディングスと共同研究契約を締結
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000032228.html

博報堂DYグループとMESONが共同研究で目指す「ARクラウド」のある未来 | "生活者データ・ドリブン"マーケティング通信
https://seikatsusha-ddm.com/article/10059/

このようなプロダクトをこれまでに手掛けてこられた両社。今後MRデバイスの熾烈な覇権争いが始まる中で、より利便性の高い現実的なアプリケーション開発が求められるのは必至ですね。両社の今後に注目していきましょう!

記事元:日本初!MRグラス「NrealLight」の開発者キットを活用したARコミュニケーションサービスの共同研究開発を始動 -PRTIMES-

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